女性の起業を考える時、心得ていなければならないことがあります。
普通のパート勤めやアルバイトは、まず行って時間の中で与えられた仕事をやることが多いです。業務は決まっていてその人手を必要とするのです。お一人様起業をする場合は違います。たとえ手伝いだとしても、自分でお金を産まなくてはいけないのです。行って、やるだけ、というのは仕事でなくなります。そこに対価はもらえません。例えば、集客をしてくる、商品を作る、営業で外注を取ってくる、など、実際に売上に直結する仕事が出来なければいけないのです。それが出来ずにお金だけ時給分、ください、というのは女性起業の認識が甘いのです。
私が今までしてきた仕事先では、まず営業をしました。
ジュエリーであれば、まずお客様に徹底的にアプローチする役。もちろん入社当時は宝石の商談を最後まで出来ないのでアプローチ出来てお客様が話を聞いてくださるような人間関係を作ることができたら援護射撃。ウオーキングインストラクターでもそうでした。体験レッスンの講師で体験しにくる方にレッスンをし、レッスンをするだけでなく、その人が入ってくれるようなレッスンをし、入会してもらえなければ仕事ではないのです。一般企業だと、最初は研修、雑用、お茶出しなどでもお給料は発生しますが、個人ではそんなことでお金は産めないのです。
女性は家事やボランテイアをずっとしてきました。だから直接お金を生むことへの認識が薄い。経済面での自立、をいうならば補助的な仕事でなく、お金に変える力を持たなければならいんだ、と日々感じます。